小学生のころからアメリカのヒット曲が大好きだったが、
特に1964年初頭のビートルズに触発された音楽シーンには気が気でなかった。
65年の秋くらいから業界紙のビルボードのHOT100にも気を止めるようになっていた。
年末にヒットしたバーズのTURN!TURN!TURN!や
サイモン&ガーファンクルのSOUND OF SILENCE を聴くに及んで、
私の頭の中ではこの繰り出してくる素晴らしき音楽を逃すまいということになった。
当時の日本のヒットチャートとは無縁の音楽達を何とかするには、
自分で作るしかないと思ったのである。
早速英単語記憶のカードに曲名を書き込み、
毎週それを並べ替えて順位付けして表にするという作業であった。
勉強もクラブ活動も続けながらの作業はどれだけのものだったかは定かではない。
ここに至って再度じっくり眺め検証してみたい。

なお、別の拙ブログでも随想誌にて音楽のことを綴っている。
ご興味のある方は是非訪れていただきたい。

2012年8月26日日曜日

音楽簿1966年8月27日号




例えば3週間前のトップ10と今週では過半の6曲が入れ替わっている。今からすると夢のような時代としか言いようがない。ラジオという機器がどんなに重要な役割をしていたかということも含めて。「カモン・レッツ・ゴー」は全米21位の中ヒットだったが、何と今週の№1に登りつめた。今聞いても単純なロックンロールの魅力は褪せていない。急上昇の3曲。「サマー・イン・ザ・シティ」は、66年を象徴する名曲名演奏。いきなりのイントロ、効果音を入れたり、歌なしフェイドアウトの演奏などポップス・アイデアの宝箱である。「イエロー・サブマリン」も効果音入りの佳曲だったが。「ブルー・アイズ」はShadowsの器楽曲で、この頃はVenturesの「二人の銀座」などと、エレキブームがしぶとく残っていた。フレンチやイタリアンに加えて和製ポップスの台頭など繚乱の時代であった。4Seasonsの「Opus17」というのは、あの「ラヴァース・コンチェルト」の編曲者の作曲ものだが、コード進行を一緒にしてメロディー、歌詞を変えたもの。1回でいいから両曲を同時演奏したところを聴いてみたい気がしている。